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雑音・雑食・雑記帳
濃いめのR&B、Hip Hop等のディスクレビューとライブレポート中心にあれこれ。年々更新頻度下がり気味でスミマセン。そんな残念な人が書いているので?お気軽にコメントどうぞ☆過去のエントリーへのコメントも大歓迎ですよ♪
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CASIO Sound Tradition feat. Jose James - All My Life
Jose Jamesが参加している日本のCST Laboratory作品の、いわゆるプロモ盤というやつがtwitter上でのTower Recordsさんのキャンペーンへの応募の結果、当選しました。まあ自分で聞くだけ聞いてそのままというのもなんなので感想を。
結論から言えば、これは「よそ行きモード」といった風情かな。
見ての通り、一応パッケージにはJoseの名前と曲名がCSTよりも大きく印刷されてはいるのだけど、やはりJose主導ではこういう音にはならないだろうなと思う。
そんなわけで、iTunesに取り込んでからアーティスト名、曲名を手入力する段では、少しだけ迷った後、このポストのタイトルの様にあくまでJose客演側とした。クレジット的には作詞がJose、作曲がJoseとCST Laboratoryとはなっている。
さて、そのCST Laboratoryとかなんとも期間限定っぽいプロジェクト名で語ろうとするとまだちょっと一リスナーとしては知らないことだらけなので、どうも話がぼやけそうになる。
けれど、プロデューサーとしてクレジットされているInheritさんはDJ Chikaの名前でも活動されている方で、よく知られた例ですとCradle Orchestraの人、という説明が出来たりする。確か結構最近リリースされたMOLDという、Camp LoやGeorgia Anne MuldrowやBluが参加したコンピレーションの監修をしている方。なんとなく海外のアーティストとのお仕事にも慣れている人なんだろうなとおぼろげながら輪郭が見えてくるような。
音の話をすると、基本的にはやや生っぽいドラムサウンドの打ち込みに、Hirado Yusukeさんによるピアノが乗り、Jose作品といえばお馴染のTakuya Kurodaさんのトランペットがスパイスを加える。序盤だけ聞いてるとKurodaさん控えめかな?と思いそうになるのだけれど、終盤に向かって結構自由度の高い演奏でJoseの歌唱に寄り添っていく。ここはこの曲の一つの聞きどころでしょう。
肝心のJoseに関しては、敢えてそうしているのだろうけど、かなり力の抜けた、リラックスした歌唱となっている。多重録音でのバックコーラスは、抑揚控えめのためやや熱量不足だけど、これもスムーズさを重視した結果なのかな?
試聴用サンプル(こういう紹介の仕方がよろしくないようなら削除します)
僕が1聴目で連想したのはやはりKurodaさんが参加していたDJ Mitsu The BeatsのPromise In Love。The Ummah期のJ Dilla(当時はJay Dee)を彷彿とさせるビートの硬質な感触が、こちらのAll My Lifeとは大きく異なるものの、曲に漂う軽やかさ、春を感じさせる風通しの良さは相通じるものがあると思う。
ただ比較するとメロディ部分は弱めかなと思うので、たとえば今後のライブでこの曲が取り上げられることが無かったとしても、そこまではガッカリしないと思う。今のJoseのレパートリーからどれかを押しのけるほどの力強さは感じられない。(まだ感想をポストできていないけれど、今年の2月のショーでのパフォーマンスの熱さはここ2年ほどうっすらと漂っていた停滞感、閉塞感を払拭する快演とでも呼ぶべきものだったので特にそう思ってしまう)
かと言って決して出来が良くないわけでもなく、例えば来年リリース予定の新作の日本盤のボーナストラック等で入っていてもおかしくはないはず。
今のところこの盤は各種イベント等での配布以外には入手手段がないようだけど、どうもCST Laboratoryとしてはこれからも別のアーティストとのコラボレーションを予定しているようなので、そういったものがひと段落したところでまとめたものが一般向けにリリースされることもあるのかもしれない。
遅かれ早かれ世にでるものではないかと思っている。
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