Bilal @ Billboard Live Tokyo (2017/01/23、2nd)

2017.01.24 Tuesday | by garahebi

昔の作品の延長のようなものを出すだけになっている様なベテランを除けば、目の前のマイク一本で勝負する専業型の歌い手の中で、自由自在に声を操れるという点でLalah Hathawayに最も近い存在と言えるのはBilalだろう。何度も共演しているCommonRobert Glasperをはじめとして、やたらと他のアーティスト作品への客演数が多いのもうなずける。

Lalahとは性別はもちろんスタイルは異なる。声質に独特のクセがあるため、人により好みがはっきりと分かれるし、歌唱スタイルとしてもより高い音、特にファルセットを多用するところが大きな違いだ。

そのファルセットにしても、古くはマーヴィン・ゲイロナルド・アイズリー、最近だと(もうベテランの域に入りつつあるが)エリック・べネイマクスウェルのような、いわゆるソウルマナーにのっとった、性愛を表現するための繊細なものではなく、強靭なんて言葉が似合ってしまうのだ。力強い感情のほとばしりを表現するために太く発せられるのが異色で、技術的にも相当に難しいだろうから、あまりいないタイプであることは確かだろう。こんな歌い方をできる人を私は(不勉強もあり)他に知らないのだけど、果たしてライブではどうなのだろうか?作品を重ねるごとにジャンルという小さい枠がどうでもよくなる奔放さが増す一方の彼の今を生で体感したいと思い、自分としても驚くほど早い段階で予約した。また、Roy Ayersとのジョイント公演こそあったものの、Bilal名義での単独公演としては初の日本でのステージということもあり、発表直後から自分の中での期待は非常に高まっていた。

開演時間になると、まずはバンドのメンバーからステージに上がっていく。

ビラル登場後の立ち位置は向かって左から以下のような並びだった。

(表記はビルボード・ライブのサイトからの引用)

 

Randall Runyon (Gutiar)

Micah Robinson (BGV)

Joe Blaxx (Drums)

Bilal (Vocals)
Conley "Tone" Whitfield (Bass)
Devon Dixon Jr. (Keyboards)

 

---------------

まずステージ上にBilalが上がる前にバンドだけで演奏を開始。

曲名は分からないのだけど、これがまー、リズムとしては軽やかなのにウワモノがおどろおどろしい。

頭に浮かんだのは「史上最も不穏な甲子園入場曲」。

言葉だけだとちょっと意味が分からないかもしれないが聞いた人にはちょっとは同意してもらえるだろう。

 

そしてバンドのメンバーの中で最後にステージに上がったのがサポーティング・ヴォーカリストのMicah(以下、マイカ)だ。

上にあるようにビルボードのサイトではバックグラウンド・ヴォーカリストという扱いだが、バックコーラスだけでなく、時にビラルのリードの部分までも補ったり、掛け合いの相手になったりと、バックと呼ぶにしては範囲の広い役割をこなしていたのでそう表現したくなった。まあラップ・ミュージックのライブでいうハイプマンの歌版といったところか。声色もそこそこビラル似で、多重録音のコーラスのところ等を再現するのにも適した人選だ。こういうのは他の歌い手もやればいいのにと思いがちだけど、そんな便利な人材はなかなか見つからないというのが現実だろう。ビラルも観客である我々も実に幸運と言える。

 

さて、そのマイカがまず1st verseを独唱するところからStar Nowが始まった。

するとようやくビラルが登場し、コーラス部分から一緒に歌い始める。

 

ややレトロな雰囲気を醸し出す小ぶりのアフロの髪、黒のロンTにスキニーなパンツ、そしてそこにやたらとごついブーツを合わせているので体の細さが余計に目立つ。やや猫背っぽい感じで体が細いのもあって遠目からだとおじいちゃんというか仙人というような印象。歌仙人のじっちゃん。

まあホントにイメージ通りのビラルといった見た目。歌声も基本的には音源のイメージそのままで、まずはひと安心。

(この手の不安を開演前に感じるようになってしまったのは、昨年のソウルキャンプで別人のようなダミ声だったネリーのせいだろう)

 

イントロからそれと分かるAdrian Youngeによる独特のサウンドを、バンドがかなり忠実に再現していたのがまず嬉しかった。また、この曲に限らず、ムーグの音がアクセントとして終演まで何度も聞けたのだが、これがかなり良い味付けになっていた。

あくまでつかみという扱いなのか、Star Nowやや短めで終わり、続けてベースラインとオルガンが印象的なSirens IIへなだれ込む。A. YoungeのライブではLoren Odenが見事に自分のものにして歌っていたが、やはりオリジナル版のビラルの声で生で聞けたというのは感慨深い。唯一、イントロの例のギターの音でのタメがスキップされたのは残念だったけど、始まってしまえばさほどの和感はなかった

続くRobots(序盤だったかThe Flowも入っていたような気がする)を挟んで特徴的なドラムマシンの音のイントロからPleasure Toy。この曲が終わるとようやくこのステージで最初のMCタイムが始まった。

 

---------------

お客さんを指定しては「靴を見せて」と言っては褒める、という流れが始まった。

おそらくこれはどの国でのライブでも定番なのだろう。2、3人のお客さん相手にそのやりとりを繰り返し、最後に「俺さ、靴が好きでね、かなり入れ込んでるんだわ、今日の俺のもすごくない?」といった語りから始まったのは、靴の話題をきっかけに女の子に迫る詞の、Westside Girl。なるほど、そう来たか。

この曲自体もともと好きだったのでうれしかったのだけど、途中からYarbrough & PeoplesDon't Stop The Musicのカバーに突入したのには意表を突かれた。それもMayer Hawthorneのライブみたいにサンプリング感覚でちょろっとフレーズを挟んでみましたというのではなく、まっすぐ全力の熱唱。一瞬頭の中が真っ白になった。

 

どうしたビラル!よくわからんがそれすごく面白いぞ!

 

特にI-iiiiiii just wanna love you, all night longのところの歌い上げっぷりは、この回のステージの間で一、二を争うほどの熱量。

それもファルセットでの熱唱。まさにこういう風に歌うのが聞きたかった!と興奮した。

おなじみのサビも含めてまっすぐにカバーしただけなんだけど、彼が歌うと何か魔法がかかるように感じられた。

 

そして、ここでもう時系列順に書くスタイルを無視して書いてしまうけど、この日ビラルが披露したカバーはこれだけ。

期待しがちなPrinceBeautiful Onesや、ひょっとしたらとかすかに思いを馳せていたRadioheadHigh & Dryもなし。

 

それでもこの選曲に妙に納得できてしまったのは、これまで何度も共演してきたCommonAll Night Longのフックでこの曲をErykah Baduに歌わせていたから。

そう考えるとなんだかとても渋い選曲のものを聞けた気がしてこないだろうか。

そうでもない?

 

-------------

と、意外なタイミングでの熱唱が聞けた後、やはり印象的な808の音でのイントロから始まったのがHollywood

お蔵入りしたセカンドアルバムからの曲をいまだにライブで歌っているということは、当時のレコード会社の判断は間違ってるとでも言いたいのかなー。単に楽曲としての思い入れもあるのだろうけど。

 

そして次のFor Youこの日の個人的なハイライトとなった。

元からfunkyなのにタメを作りまくったアレンジで超funkyに!(あえてバカっぽい表現で)

ステージを照らすライトが赤一色になり、全体的に演奏の音もデカくなった。

特にドラムもベースも低いところが強調されていて、音源よりもへヴィなアレンジだった。

重さを感じるのは歌に関しても同様で、タメを聞かせまくるドラマーの演奏に合わせるかのように、コーラス部分での(この曲でさらにビラルに寄せるような声色にした)マイカによる"for you, I"の合いの手フレーズも、タメにタメた上で歌われるもんだから抜群に気持ちよかった。もともと好きな曲だったけど楽曲に備わる要素をファンキネス方向に全パラメータを振り直したかのようなこのアレンジにより「大好き」にランクアップ。不思議と普通のアレンジである元の音源も気持ち良さが増して聞こえるようになった。

 

さらにファーストアルバム1st Born Secondからの曲が続き、軽いイメージのあったSometimesもファンク色が強いアレンジ。で、こちらも演奏もヴォーカルも熱かった。

 

そしてまたまた1stからReminisceだ。

これまたベースを強調させたアレンジでほんとに耳心地がよかった。

 

と、振り返ってみるとここはデビューアルバムから3曲固め打ちだったわけで、もうこの時点で僕らのような、Bilalのデビュー当時に騒いでいた世代には十分な計らいだった。

実は別の場所でのライブでは本編終了後にアンコールでSoul Sistaまでやっていたようなんだけど、この時点で書いてしまうと今回はなかった。

でも今こうして振り返ると中身も時間も十分なほどやってくれてるんですよねー。

そう考えるとあの終わり方で良かったのかな。と、ではそこまでまた順に追っていきましょう。

 

中速でのドラムソロから入った後、高速化してから始まったのがAirtight’s RevengeからのLevels

最近ではRobert Glasperによるカバーもあった曲だが、ここでは中盤から演奏も歌唱も激しいジャムセッション的な展開となった。そしてそのジャムの時間が長く、この場面ではさすがに観客席もやや置いてけぼりをくってる感じにはなっていた。

こういったところも彼らしいところであり、実はちょっと予想はしていた。

…まあ実際に始まってその場にいると、リアクションに困ると言えば困るんだけど。

 

そんな混沌ファンク・タイムが過ぎた後、一息ついてからのWho Are Youへ。一転してかなりカッチリとした言葉の紡ぎ方で実に正統派な歌い方を披露するBilal。こんな風に硬軟どちらにでも対応できるあたりが彼の需要の高さの理由だよなー。

途中でレゲエに転調して、さらにキーボードのDevonが歌うなどここではちょいちょい遊び心を見せていた。

 

またもA. Youngeサウンドが場を支配するSattelitesを経てBack To Loveへ。

ここではメロウな演奏をバックにマイカとのツインリード風な掛け合いを見せて実に楽しげ。

この曲では結構自由度が高い時間が設けてあり、途中でまず、キーボードのソロ。

続けて、どう見てもビルボードよりラウドパークの会場が似合いそうなルックスのギタリスト、Randall Runyonによる実に見た目通りというかまっとうなギターソロが入ったのだけど、これがまあ上手かった。白いギターがよく似合っている。

この二人のソロの間、ビラルは両手を掲げてなにやら気を送っているのかおまじないをかけているのか、ふしぎなおどりを披露。

この曲以外でも歌っている時に右手を広げて高く上げていたけどこの人の手はデカい。そのどこかシャーマン的なルックスとも相まって、彼のかけるおまじないなら、よく利きそうだ。

 

いつの間にかだったので、はっきりとしたタイミングが思い出せないけれど、遅くともこのギターソロが終わる頃には、残りのメンバーによる伴奏が思い切りジャズのモードに切り替わっていた。

そして始まったのがマイカによるスキャットのパフォーマンス。

もともとビラルをちょっとだけ低くした声の持ち主だったが、ここでは高音からさらに上げていった。

よくスキャットでは管楽器をイメージしたような声色のものを耳にすることが多いが、彼は明らかにエレキギターの音色を模したような声色にしていたのがユニークだった。これは誰にでもできる芸当ではないだろう。

このマイカのスキャットは、伴奏としてバックでリズムを刻み続けているギタリストのカッティングにうまくタイミングが重なると、どちらの音がギターなのか惑わされそうになるほどだった。

しばらくすると、ビラルもこれまでの歌唱とは打って変わった低い声で加わり、二人によるスキャット合戦が始まった。

こういった場面もライブならではのだ

数分これが続いたかなー。演奏も含めてこの数分間はジャズ・コンサートの空気となっていた。

この辺はバンドのメンバー全員のスキルの高さを示すのに十分な時間だった。

ここはおそらくバンドメンバー目線でのハイライトだっただろう。

 

正直なところここまででかなりお腹いっぱいの濃厚な内容だったのだけど、やはりあの曲を聴かなくては帰れない。

 

そう、All Matterだ。

 

ゲスト参加したRobert Glasper Trio/ExperimentDouble Bookedに初収録後に、自身のAirtight’s Revengeにも別アレンジで再収録しているのだから、この曲はきっと彼の中でも自信作なのだろうし、ファンにとってもビラルの代表曲を1曲挙げろと言われたら今は間違いなくこの曲になるだろう。

 

曲前のMCではオーディエンスに謝辞を述べた後、この日がキーボードのDevonが誕生日であることを告げた。

「みんなでハッピーバースデーと言ってあげて」と促すビラルに応えて場内から一斉にハッピーバースデーの声が上がった。

いい光景だ。

そのあと「日本語ではハッピーバースデーはどう言うの?」と一番近くのお客さんに尋ねたところ、そのお客さん、かなりはしょって「おめでとう」とだけ教える。…ざ、雑だな!

そのままDevonにオメデトーと言ってあげるビラルと我々。

なお、ビラルはそこまでたくさんは日本語は知らない様で、来てくれてありがとうと言おうかなというところで「コンニチワは違うの?」とまた別のお客さんに尋ねていた。これからたくさん日本に来て憶えていってください…

と、このやりとりの間も演奏をキープし続けていたバンドだったが、このそろそろ終わりますよ的な空気のMCが一区切りしたところからも、長めにイントロを演奏していた。(そしてこの様子からも今回はアンコールなさそうだなと感じ始めた)

 

こうしてたっぷりと焦らした上で始まったAll Matterだったが、序盤はさすがに切り替えがしきれなかったのか例の"You ain't even gotta tryyyyyyyyyyyyyy"のファルセットのところは控えめな声量だった。が、それ以降の同箇所から次第に調子が戻ってきたようで、終盤には強烈な声量で歌いきってみせた。

 

これはすごい。

 

これだけ瞬間的な出力量が求められ、コントロールも難しいであろう曲を、2度目のステージの最終盤であんな声量で歌いきるとは。やはりそこらの歌い手とは格が違うなと改めて思い知らされた瞬間だった。

曲の終盤では、リミックス的にバンドがややテンポを軽めに変化させたアレンジ(Double Booked版に近かったかも)を加えるなどしてから曲が終わった。退場し始める全メンバーには心の底から全力で拍手をすることが出来た。

言及が少なくなってしまったが、バンドの演奏もBilalの歌声同様に隙がなく、かつ柔軟であった。

ギタリストだけでなくドラマーもキーボーディストも素晴らしかった。

 

ショーの時間は1時間40分を超えていた。

時間だけではなく、中身も濃い、お腹いっぱいのステージだった。

バンドメンバーが全員去った後もアンコールを求める拍手がしばらくは続いていたが、じきに場内の照明は点灯され、終演を告げるおなじみのアナウンスが流れ始めた。

 

もしここからSoul Sista(後から知ったが床に張ってあったセットリストの紙にはアンコール用として記載があったらしい)とかFast Laneとかやられても本編とノリが違いすぎたからこの終わり方で良かったと思う。

終わってみればではあるのだけれど、そういう結論になる。

これが10年ぐらい前であればこういう感じ方にはならなかっただろう。

デビュー当時によく聞いていたこれらの曲も、キャリアを重ねてジャンルを問わずに招く側の期待に応えられる高い対応力の歌い手であることが認知された後となっては、あまりにもガチガチの形式というか当時の空気を吸い込んだフォーミュラ(Dreだけに?)に固められたものに聞こえてしまうのだ。懐メロ感が高い曲と言ってもいい。

おそらくアンコールで披露されてもどこか企画ものっぽく聞こえてしまったかもしれない。

同じデビュー作からのものでも、今回披露されたあの3曲は、今の彼がやっても不思議ではない楽曲であり、選曲に説得力があったということになる。

 

そういった意味でも、All Matterでの締めは「2017年に見るBilalのショー」としては納得が出来るものとなっていた。

 

--------------

…いや、もしアンコールでそこら辺の曲もやってくれたら、それはそれで喜んだだろうけどね?

ひょっとしたら今の彼ならではのアレンジも聞けたかもしれない。

ただ正直なところ、圧巻のパフォーマンスと言う他ないAll Matterが終わった時点で、自分の中でスイッチがオフになってたんですよ。振り返ってみると、ちょうどいいところで終わってくれたと思っています。

 

---------

*その後Sa-Raがまっとうな形でプロモ盤に収録したのだが、どういうわけかreduxとしてアレンジされてからThe Hollywood Recordingsに収録された。

 

-----------

 

<SETLIST>

Star Now
Sirens II
Robots
Pleasure Toy
West Side Girl/
Don't Stop The Music (Yarbrough & Peoples cover)
Hollywood
For You
Sometimes

Reminisce
Who Are You
Sattelites

Back To Love
All Matter


Loren Oden、2017年に待望のsolo album発売!

2016.12.22 Thursday | by garahebi

Adrian Youngeの諸作品で常に熱い歌唱を聞かせてくれてきた一方で、そのAdrian Younge率いるVenice Dawnの一員としての来日公演(@Cotton Club)では、Bilalの歌唱で知られるSiren IIやオリジナルが女性ヴォーカルだったIt's Meまで歌いこなすなど、表現の幅の広さも持ち合わせることを示したLoren Odenの、ソロ名義でのアルバムが2017年中にリリースされることになった。


このことを伝えたのが他ならぬAdrian YoungeのInstagramなのだから確度は最も高いだろう。

タイトルに例によって"Adrian Younge presents"が入るのかは今のところ不明。

 

自分もBlack DynamiteShot Me In The HeartSomething About AprilでのSittin' By The Radioを音源だけでなくライブでも体感して、すっかり彼のファンになってしまったクチ(翌々日の回を帰り際に予約して計2回観たほどだ)なので、やたらと訃報が続く2016年の音楽関連ニュースの中でのこの知らせはひときわ嬉しいものとなった。

来年の歌ものアルバム大本命として期待している。

 

それにしても来年アルバム5枚出すと宣言してしまうAdrianもすごい…

 

 

---------------------------

Shot Me in the Heart

 

 

Sittin' By The Radio


今年度観たライブのリスト

2016.11.10 Thursday | by garahebi

実は他にもいろいろと観たんですが、とりあえずメジャーどころだけに絞りました。

年間アルバム○選、もそうですが12月の分は忙しくて年内に振り返れたもんじゃない、と翌年度としています。

この中で複数回見たのはインストアライブとブルーノートでのKandace、やはりインストアとサマーソニックでのBADBADNOTGOODThe Hot SardinesはBlue Note Jazz FestivalとBlue Note Tokyo単独。Vintage Troubleは単独公演を2回。同じくAdrian YoungeというかVenice Dawnも2公演。

Tuxedoでの公演と合わせてMayer Hawthorneは3回も観た。

そして最多はbirdでこちらはなんと4回。去年まで1度も行かなかった反動、にしても多すぎるかな。

---------------------------------

 

2015、12月

Halestorm (@Shubuya Duo Exchange)

CHIC (@Zepp DiverCity Tokyo)

Bobby Caldwell (@Billboard Live Tokyo、以下BLT。)

 

2016、1月

Tuxedo (@Ebisu Liquid Room)

Nao Yoshioka (インストアイベント @ Tower Records新宿)

Chris Dave & The Drumheadz (@BLT)

 

2月

bird (@BLT)

Jose James (@BLT)

 

3月

Ibeyi (@BLT)

Adrian Younge feat. Venice Dawn (@Cotton Club Tokyo, 19&21)

D'Angelo (@Pacifico Yokohama)

 

4月

bird (@晴れたら空に豆まいて)

Vintage Trouble (@Tokyo Ex Theater Roppongi & Yokohama Bay Hall)

この2回はオープニングアクトでウルフルズGLIM SPANKYを見ることが出来たというという今思えば非常に贅沢なものでした…

 

5月

KING (@BLT)

クレイジーケンバンド (@Green Room Festival 2016)

bird (@Green Room Festival 2016)

Hiatus Kaiyote (@Green Room Festival 2016)

Chaka Khan (@Green Room Festival 2016)

 

6月

UA(@Yokohama Bay Hall)

BJ The Chicago Kid (@BLT)

Nik West feat. John Blackwell (@Blue Note Tokyo、以下BNT)

 

7月

All-4-One (@Cotton Club Tokyo)

Kandace Springs (インストアイベント @蔦谷書店)

Moonchild (@Cotton Club Tokyo)

Talib Kweli (@BNT)

 

8月

Mayer Hawthorne (@BLT & Summer Sonic 2016)

Maxwell (@Shinkiba Studio Coast)

BADBADNOTGOOD (@Summer Sonic 2016)

The Jacksons (@Summer Sonic 2016)

KING (@Summer Sonic 2016)

SWV (@Summer Sonic 2016 & BLT)

Larry Graham & Graham Central Station (@Summer Sonic 2016)

 

9月

Tokyo Discotheque Orchestra feat. bird (@Art Aquarium Tokyo)

Kandace Springs with Jesse harris (@BNT)

GoGo Penguin (@Blue Note Jazz Festival 2016)

Marcus Miller (@Blue Note Jazz Festival 2016)

MISIA & Takuya Kuroda (@Blue Note Jazz Festival 2016)

George Benson (@Blue Note Jazz Festival 2016)

Andra Day (@Blue Note Jazz Festival 2016 & BNT)

Earth, Wind & Fire (@Blue Note Jazz Festival 2016)

Jungle Brothers (@Soul Camp 2016)

Ali Shaheed Muhammad (@Soul Camp 2016)

Nelly (@Soul Camp 2016)

Pete Rock (@Soul Camp 2016)

Jill Scott (@Soul Camp 2016 & Zepp DiverCity Tokyo)

DJ Premier (@Soul Camp 2016)

Macklemore & Ryan Lewis (@Soul Camp 2016)

Anderson .Paak (@Ebisu Liquid Room)

The Hot Sardines (@Blue Note Jazz Festival 2016 & BNT)

 

10月

Melody Gardot & Pierre Aderne
featuring Mitchel Long, Philippe Baden Powell and Dadi
(@BLT)

Crystal Kay (@One Live)

TLC (@One Live)

Ms. Lauryn Hill (@One Live)

 

---------------------------------------------

残りの年内鑑賞予定は以下。

 

11月

Blood Orange (@Ebisu Garden Hall)

Con Brio (@Shibuya Duo Exchange)

 

12月

Lalah Hathaway (@BNT)

Alabama Shakes (@新木場Studio Coast)


今年行った音楽フェスティバルについて、チケットの種別や印象等の覚書

2016.11.04 Friday | by garahebi

音楽フェスといえばロックフェス!…とも限らないよということで、今年行ったフェスの開催時期やチケットの種別や代金、それに簡単な印象などを来年の自分用にということで、書き留めておくことにしました。

ま、僕もそうですが、ロック・ファンと胸張って言えるほどは普段はロック聞かないけど、各種フェスに自分の好きなアーティストが出ていたので気になっている、という人もいると思うので、そんな人たちの次回以降の検討材料にでもなればいいかなとは思っています。

 

※各フェスの名前のところはクリックするとラインナップが確認できるリンクになっています。

 

----------

5/21+22、Greenroom Festival '16

会場:横浜赤レンガ倉庫広場(神奈川県)

 

・1日券 ¥9,800

・2日券 ¥17,000

 

メモ:

今年初めて行きました。

基本的には優遇された種類のチケットはなく、全部スタンディングという潔さ。

そんなわけで券種で迷うとしたら日付ごとのメンツの割り当てのみでしょう。

サーフカルチャーとは縁がない自分でも楽しめたのでそこら辺の心配はなし。

ラインナップ的にも変なミーハーさは薄く、普段から音楽を聴く習慣のある人が好きそうなメンツという印象で好感。

会場の赤レンガ倉庫の広場は芝が敷いてあるところがあるのでスペースがあれば座れますし、倉庫内のGalleryと称した室内会場は早めにいけば座席がありました。

 

------------

8/20+21、Summer Sonic Tokyo 2016

会場:幕張メッセ周辺(千葉県)

 

・1日券 ¥16,500
・プラチナチケット
1日券+プラチナ特典 ¥30,000
・2日券 ¥30,500

 

メモ:

今年も行きました。といっても3年目かな。

チケットで迷うとしたら、ずばりメンツと予算次第でしょう。

プラチナはパッと見は高いけど暑さを凌げたりシャトル使いやすかったりとそれだけの価値はありそう。

僕にとっては今のところは夢ですが…

「日本の○大ロックフェス」とかで括られてますが、実はポップミュージックもアイドルもJ-PopもEDMもファンクもR&Bも、と選択肢が非常に多く、かつ東京近辺からのアクセスもそこまで厳しくないという意味では実は間口が広い「総合音楽フェス」。

 

特にソウル/R&B好きにとっても近年のBillboard Live枠…に限らず興味を引くようなアーティストが結構出演するので、少なくともラインナップはチェックしておくべきだと思います。東京の方しかわかりませんけど、実はビルボード枠のアーティストのステージ割り当てはビーチやガーデンになりがちで、野外か〜と思われる方も多いと思いますが、あの枠以外だと、ちゃんと空調の利いた屋内のステージで今年はKINGThe JacksonsMayer Hawthorneが登場したので、そこまで心配しなくてもいいんじゃないかと思っています。去年だとD'Angeloね。

ま、野外は野外で明るいうちから外でお酒飲みながら盛り上がるもよし。

夕方以降は星空やそよ風の気持ち良さが格別です。

 

------------

9/17、Blue Note Jazz Festival 2016

会場:横浜赤レンガ倉庫広場(神奈川県)

 

・S指定席(※特典有) ¥26,000 /【当日券】¥27,000
・A指定席 ¥19,000 /【当日券】¥20,000
・スタンディング ¥10,800 /【当日券】¥11,800

 

メモ:

初めてだったのとベテラン組への興味がかなり薄かったので、とりあえずで安いスタンディングを買いました。

進行のスタイルとしては会場全体が鉄柵により3分割され、端っこにステージがそれぞれ設けられており、交互にアーティストがショーを行う。

Sは高いだけあってベテラン用のステージは座席付きで近距離から、若手用ステージは立ちっぱなしにはなるがスタンディング同様の距離で観られるエリアに移動が出来る。

スタンディングは若手中心に観られるステージが一番近いが、大物、ベテラン中心のステージからは最も遠いところで釘付けになる。

実際のところ、ベテラン組のステージは遠すぎて実物は豆サイズでした。モニターで見るのがメインになる。

今回はメンツ的に若手組だけに興味があったからまだマシ良かったですが、どちらも近くで見たいならケチらずS指定席、ということが学習できてよかったです。

なお、A指定席というのはどちらからも遠い配置で、どちらにも移動が出来ないらしい。…え、それってゴミじゃん。

配置や設定が変わらないなら来年以降も実質Sかスタンディングの2択でしょう。

 

--------------

9/18、Soul Camp 2016

会場:横浜赤レンガ倉庫広場(神奈川県)

 

・一般チケット ¥14,000
・VIP一般チケット ¥28,000

 

メモ:

ぶっちゃけるとVIP買わなきゃという理由が見えなかったです。

トイレもそんなに激混みということもなかったし。あ、女性の方は分からないですが。

VIP席の割り当てがそもそも少ないので、一般の立ち見の人とVIPの人とでステージからの距離の差は3mもなかった。

なお、全体的に売れなかったようで、後から当日券を発売することが発表された。

一般が15000でVIPが30000えん…

2日間だった昨年のものに比べて1日に縮小。当然出演アーティストも半分以下。

ステージ等の施設もほとんど前日のBNJFから流用…とどこか力の入れ方が緩くなったような印象は受けました。

メンツも後の方になってのJill Scottのアナウンスに驚かされるまでは第一弾からどこかズレた顔ぶれで、心さほど踊らず。

そのせいか休日なのに客入りがやや悪かったのが気になっています。

これ次あるのかな…やることに意義があるとはいえ興行ですからね。

 

 

--------------

10/29、One Live

会場:横浜赤レンガ倉庫広場(神奈川県)

 

・座席指定 ¥12,000
・立ち見エリア ¥9,800円

 

メモ:

新登場のフェス。が、あの客入りの悪さ、メンツの組み合わせの意味不明さ、座席の配置に対する配慮の薄さ、係員のもやしっ子選抜具合、と来年以降も続く気配がものすごく薄い。そういえばアーティストグッズの物販もなかったな。

結局開演までにチケットとコーヒーとキットカットをばら撒いたところまでが彼らのサービスの限界だったという印象。

大手なのにネスレさん大丈夫?と心配になった。

なお、出演アーティストにはまったく非はないので、本当にお疲れさまでしたと言う他なし。

もしも来年以降も続けるつもりなら、最低でも先述の問題点を全部改善しないと日本屈指のショボい音楽フェスとして有名になりそう。

 

チケットに関しては、終わったから言えるけど座席指定の一択だった。

立ち見エリアには、見る気がゼロだったKの出演時間中に見に行ってみた。

距離的にはBlue Note Jazz Festivalほどではないが、やはりステージから遠い位置で座席指定チケット用エリアとは柵で区切られており、実物の目視はやや辛い。しかもモニターが左右に一つずつしかなく、それもなぜか縦長。

 

意味が分からない。

 

確かに一人ずつのクローズアップにはいいのだけど、それ以外の使い道が分からない。

TLCの時もおそらく映像が流れていたはずなのだけど、ほんの一部しか映っておらず、何が映っている映像が流れているのかすらわからないありさまだったw 

 

 

-----------

…と、なんとサマーソニックを除いて全部会場は横浜赤レンガ倉庫広場でした。

最寄りのどの駅からも20分以内で到着するアクセスの良さを考えると定番になるんでしょうか。

近くに停泊する豪華客船や、帰りに見る夜景とかショー以外のお楽しみもあって好きなので、個人的には定番化は歓迎です。


Ms. Lauryn Hill @ One Live (2016/10/29, 横浜赤レンガ倉庫)

2016.10.31 Monday | by garahebi

Ms. Lauryn Hillのライブ・パフォーマンスがあのSoul Campから1年後という比較的短いインターバルでまた観られるとは!昨年の終演直後の笑顔を見て、そのうち来てくれるかもしれないなとは思ったものの、これほどの間隔の短さは予想できなかった。やはり前回の来日中のオーディエンスの反応に何らかの手ごたえを感じていたのだろうか。

ともあれ今回の彼女の来日中の他の単独公演(今回はチケットの値段は常識の範囲内に収まっていた^^;)は平日開催。

とても行けそうになかったので、こういった土日に行われるイベントに出演を決めてくれたのは実にありがたいことだった。

前回はタイムテーブル通りに始まった彼女のパフォーマンスだったが、この日は1時間遅れでスタートした。

ただこれは彼女が悪いわけじゃなく、突然の大雨が原因だった。

今回彼女が登場したNescafeアンバサダー主催のOne Liveというイベント、天気予報では会場の赤レンガ倉庫のあるあたりは降水確率は10-15%となっていたのだけど、ふたを開ければトップバッターのCrystal Kayの時点からちょいちょい小雨が降る瞬間があった。休憩タイムとすることにしたKのあたりは大したことがなかったが、3番手の平松愛梨の時は例の「部屋とYシャツと私」が終わったあたりから結構な本降りになった。元からその曲聞いたらさっさと休憩に入ってしまおうなんて思っていたわけでもないのだけど、ちょっと気の毒なタイミングだった。周りのお客さんもとりあえず屋根のある倉庫の方へ退避。

その後に登場したTLCの時には雨はある程度はやんでいたので存分に楽しむことが出来た。

そしてこのイベントのヘッドライナーであるMs. Lauryn Hillのステージの時間がやってきたわけだが、ショーが本格的に始まるまでが大変だった。まず予定より10分ちょいほど遅れてDJが登場して例によってレゲエとヒップホップのクラシックスをプレイし始めたのだが、バンドが入ってくるよりも前に、それまではパラついていたぐらいだった雨が本格的な大降りになってしまった。

たまらずステージの上も下も退避モード。ステージ上の機材にはカバーがかけられ、しばらく再開はなさそうだという空気になった。このまま雨が降り続けたら、最悪の場合ローリンのステージは行われずに終わってしまうのかなと思っていたが、なんとご本人が待機し続けているとの情報がアナウンスされ、とりあえず自分たちは雨がある程度まで弱まることを祈りながら倉庫内で待機することになった。

果たして当初の開演時間から1時間遅れのタイミングで雨が止み、機材に掛けられた雨除けのカバーもすべて取り払われ、晴れて(?)ショーが再開される運びとなった。

------------

まさかまたDJタイムから再開するのか?という心配をよそに、まずバンドメンバーからがステージ上に上がってくれたのはありがたかった。ベースとサックスの奏者は半袖だったが寒くなかったのだろうか…?

昨年同様バンドが先行して演奏する中、スタッフに先導されてついにLauryn Hillが登場。

昨年は衣装がショーを構成する要素で唯一の残念なポイントだったが、今回のローリンはベージュのロングコートに黒のベレー帽という想像以上にクールな装いでまず安心した。でもその出で立ちはどこかブラック・パンサーのボビー・シールを連想してしまったり。考えすぎだろうけど別の意味でちょっと心配になってしまった。ただその軍人然とした佇まいは、例によって腕を振りバンドをぐいぐい引っ張りまくる振る舞いにやたらと似合っていたのも確かだった。

ただ、自分のいた席はステージ向かって正面からやや左にずれたところだったので、ローリンの顔はあまり直接拝むことはできなかった。理由としては、元からステージングとしてはスタンドマイクのところに立っている時は向かって右向きに立つことが多かったというのがあるのだけど、さらに今回はなぜかバンドメンバーの配置が妙にステージ中央に寄せた形になっており、ローリンが左右に動き回ることがなかったことが大きい。もちろんもっと長い時間をとっていればそういった瞬間もあったのだろうけど、今回はほとんどスタンドマイクのある中央から動かなかった。また、昨年同様バンドのメンバーに指示を出しまくっていたが、ほとんどがステージ向かって右側のメンバーに対してのものばかりだったのも影響した。

それでも左右の縦長のモニターでアップになる瞬間を確認することはできた。モニターを通してではあるが見ることが出来た彼女の顔は、メイクもバッチリでお世辞でもなんでもなく美しかった。

そして今回のショーでなによりもうれしかったのが、昨年のセットリストになかった曲が2曲も、それも冒頭から披露されたことだった。特にEverything Is Everythingは大好きなので1曲目から聞けたのがたまらなかった。この曲のライブ体験というと、これまで共作者でありオリジナルバージョンでピアノを弾いていたJohn Legendのショーでちらっと聞いたことがあるぐらいで、本人の歌唱で聞けるのは今回が初めて。相変わらずというかやや早めになるアレンジは入っていたが、思いのほか原型はとどめていたので、もうこの1曲だけでも満足してしまいそうになった。

ところがさらに続けてWhen It Hurts So Badまで披露されたのだから驚いた。

まあ、こちらはスローにしたり早くしたりと曲の途中で転調するなどいじりまくられてはいたのだけど…

その後は昨年のセットリストから主にソロ曲、それもMTV Unplugged 2.0Miseducation of Lauryn Hillの曲だけに絞って披露された。

コーラス3人と合わせた振付でのダンスタイムからFinal HourLost Onesの超高速パフォーマンスへと移行する流れも健在。

大きく変わったのがEx-Factorで、前回の踊りまくりのイントロが消えて、テンポもグッとオリジナル寄りに落としたアレンジに変わっていた。演奏も随分とメロウになり、これはしっとりと聞けて良い変化だった。

ただ、例のブリッジのところはなぜか以前と同じく早口というか詰込み型の歌唱のまんまだった…

70分ちょいと短いセットだったのもあるのだけど、Fugees時代の曲やBob Marleyメドレーのところを潔く削った分、こちらが聞き疲れてしまう瞬間が一度もなかった。フェス向けとしてかなりタイトで良いステージにまとまっていたと言える。

さらに、喉を長時間酷使しなかったからだろうか、締めのDoo Wopではやや高音なるところもある程度はちゃんとローリンが自分で歌っていて、声の通りも良かった。

終わってみれば、今回も安心して見られたし、総じて良いステージと言えるものだった。

今のMs. Lauryn Hillの状態が好調であることが再確認できたのは大きい。

…とかなんとか大げさなまとめをする必要はないかな、今回は。

どんな曲をやったかとかクオリティーがどうこうというよりも、今回に関してはあの大雨状態からショーが再開できるぐらいにまで天候が回復しただけでもう十分な状況だった。そして、もし始めから終わり時間が決まっていたのを無理やりやってくれてるのであれば、20分ぐらいで終わったとしても文句ないなと思っていたので、むしろたっぷりやってくれたと感じている。フェス向けのものとしてはかなり良いものを見せてもらえたと思っています。

そして、次があればまた見たい。出来れば屋根のあるところで、今度はもうちょっと長尺で。

Fugees時代の曲はさておき、やはりNina Simoneのカバーや の改訂版といった2015年以降、現在進行形のMs. Lauryn Hillの声を、この素晴らしいバンドの音を、また生で聞きたい。そう思わせる力強さと輝きが今のLaurynのステージには備わっている。


-------------

<Setlist>

1. Everything Is Everything
2. When It Hurts So Bad
3. (I Gotta Find) Peace Of Mind
4. Freedom Time a.k.a. War In The Mind
5. Mystery of Inquity
6. Final Hour
7. Lost Ones
8. Ex-Factor
9. Doo Wop (That Thing)


TLC @ One Live (2016/10/29, 横浜赤レンガ倉庫)

2016.10.30 Sunday | by garahebi

2009年のSpringrooveで見たとき以来なので自分が思っていたよりもブランクがあったんですが、ひさびさに見たTLCはさすがに2人体制での見せ方が成熟していました。

まあさすがに7年ぶりということでこっちも向こうも同じ分だけ年はとっているわけで、T-Bozがまたちょっと大きくなっていたのはやむなしですが、Chilliは体型がほとんど変わっていないのが驚異的。


相変わらず歌はほとんどというか9割以上がリップシンクだと思うけど、生でドラマーが音を重ねたり、2人とも生で歌ってますというポーズのとり方がより自然に見えるようになっているため、元の音源を聞きこんでいない人には本当に歌っているかのように見えるかもしれない。

今回は男女2組、4人のダンサーを従えていて、そこまで活発に動けるわけではないTの分を補って余りある役割を十分に果たしていた。やはりPVでのダンスが印象的な曲のパフォーマンスではダンサーがいると大きなステージでは映えるので、彼らのような存在はありがたい。

 

--------

セットリストに関して言えば、いきなりCreepから始まったのには意表を突かれた。そして、以前見た時はオープニングで使われていたFanmailが中盤に配されていたのにも驚かされた。これはつまり2009年も開演向きだからとかそういう理由でやっていたわけではないという裏付けにもなる。ただただファンへの感謝を伝えたいという意気込みの表れだろう。大好きな曲なだけにこういった短いセットの中でも生き残ってくれたことは素直に嬉しい。

 

そういった意味では日本先行配信となった新曲が2曲とも披露されたのも意外だった。

特にJoyrideは先述のFanmail同様ファンへの感謝を述べた内容であり、これからも共に進もうという力強いメッセージが込められた曲で、適度にポップさもあるため非常に聞きやすい。ひょっとしたらと、あらかじめ何度か聞いておいてよかった。

同時発売のもう一曲、Hatersはというと、正直なところ楽曲的な面白味はかなり乏しい。事前にやはりApple Musicとかで聞いておいたのだけど、何度聞いても好きにはなれなかった。今となってはこちらは省いて別の過去曲やってくれても良かった気はしているのだけど、よく考えたら2曲同時リリース、さらにすぐにライブで披露、というのは今までになかったことだし、彼女たちのやる気を感じたアクションであったことは確かなので、そこはポジティブに受け止められた。

実際、MCでは日本のiTunesチャートで1位にしてよねー!とファンに呼びかけていたぐらいだし、1位になるかはさておき、日本のiTunesチャートの動向はそれなりに気にしていると思う。(なにしろ日本先行配信なのですよ)

ファンなら最低どちらか1曲は買っておいてあげましょう。


 

 

生歌には元より期待していなかったし、彼女たちのショーは目と雰囲気で楽しむものだと思っていたので、全体的にはポジティブな印象は抱いたショーだった。

ただ、1点だけものすごく気になったのが、Left Eyeの不在だ。いやいや故人だからしょうがないだろ、とかそういう話ではなく、左右のスクリーンの形が縦長という特殊な形状だったせいなのか、ショーの間にリサ・ロペスの在りし日の姿が一瞬たりとも映されることがなかったのだ。ひょっとして映像には含まれていたけどあのスクリーンの形のせいで映らなかっただけだろうか。あるいは肖像権等に関して何か遺族と取り決めでもされているのだろうか。(ビルボード東京の公演で売られていたというTシャツも文字ばかりのデザインだった模様)

もちろん曲の構造として省略のしようがないAin't 2 Proud 2 Begなどでは彼女の声は聞こえていた。だが、なによりこれまでライブにおいて特に盛り上がっていたNo Scrubsでは、映像での登場どころか例のラップパートそのものが省略されていた。これはなかなかの衝撃。フェス向けの短いセットだからという理由で削られただけならまあいいのだけど、この辺の扱いには違和感をずっと感じていた。

 

違和感についてはもう一つ。

ショーの最後に披露されたWaterfallsについても書いておこう。曲前にT-Bozが「最後はリサのお気に入りだった曲をやるからみんなも歌ってね!」と言っていたのには胸が熱くなった。ただ例のLeft EyeのラップのところでバックトラックがなぜかLL Cool JRock The Bellsに変わるという音としてはそれなりにかっこいいんだけど意図がよく分からないアレンジが加えられていた。そういえば、どこかの曲間でなぜかDJタイムを始めようとして(実際に始まってしまったのだが)TLCの二人に「やるの?」と驚かれるなど、この日のDJ氏(日本人?)は空回りしていたと思う。普段のセットに入っているとしても、今回は短い出演時間なのでDJタイムは省かれる予定だったのではないだろうか…?

 

 

--------------
-Setlist-
Creep
What About Your Friends
Ain't 2 Proud 2 Beg
Diggin' On You
Red Light Special
Silly Ho
Damaged
Baby-Baby-Baby
Unpretty
Fanmail
Joyride
Haters
No Scrubs
Waterfalls

どのアーティストのライブに行ってみたい?

2016.10.21 Friday | by garahebi

どのアーティストのライブに行ってみたい?

更新頻度の低すぎることに対しての危機感より、普段あまりやらないこともしてみようと思っています。

と、いうことでJUGEMさんの出してるお題に乗っかってみる。

 

観に行ったことないアーティストということで。

そもそもお金や時間の関係で行けてないのばかりなのですが…あ、でも有名だから行っておきたい、というのは省きました。普段から聞いている好きなアーティスト限定でないとね。

↓思い浮かんだ順です。(Soul/R&B系はビルボードライブのアンケートに何度か書いたことありますね^^;)

 

Rahsaan Patterson

Josh Osho

Silk

Rival Sons

Sons Of Texas

Metallica

Maroon 5

Aerosmith

Taproot

Gary Clark Jr.

Stevie Wonder

Morris Day & The Time

Emily King

Usher

Justin Timberlake

Sade

Taylor McFarrin

Michael Kiwanuka

Diggs Duke

Bruno Mars

Bradlee Scott's Post Modern Jukebox

Jay-Z

Eminem/Dr. Dre

Outkast

Kendrick Lamar

Rah Digga

The Internet

N'dambi

CeeLo Green

Leela James

Adele

Emeli Sande

Alicia Keys

Faith Evans

Monica

Perfume

Babymetal

Kazumasa Oda

 

しかしリストアップの過程で、今年は学生時代に聞きまくっていて、ライブにもずっと行きたかったけど行ったことがなかったアーティストがたくさん来日してくれた年だったんだなと改めて気づかされました。本当にありがたいことです。

そしてこれからBlood OrangeCon BrioJames BlakeGuns 'N RosesAlabama Shakesも行く予定。

いずれも初なんです。

来年1月に韓国からツアーをスタートさせることを発表したMetallicaも日本に来てくれるといいなぁ、と思っていますが…

 

JUGEMテーマ:音楽


Sponsored links
Blog Rankings
人気ブログランキングへ
にほんブログ村 音楽ブログ CDレビューへにほんブログ村 音楽ブログ ブラックミュージックへにほんブログ村 サッカーブログへにほんブログ村 サッカーブログ プレミアリーグへ
↑ブログランキングに参加中です。応援の意味で一日一回どれかクリックしていただくと嬉しいです。下の四つはボタンに書いてあるカテゴリの別ブログのリンク集に行けますよん。でもたまには帰ってきてね☆
         
Powered
無料ブログ作成サービス JUGEM