ホゼの右隣りが日本人トランペッターのTakuya Kurodaさん。あのMitsuさんとのPromise In Loveでの演奏とアレンジをした人、というのはなんとなく知っていたけど、初めて耳にした彼の生の演奏はただただ素晴らしかった。シロウト耳判断だけど、これまでライブで聞いてきたどの管楽器奏者よりも良かった。日本人ビイキとかそういうのでは全くなく。ライブの会場や場所によってはホーンセクションにトロンボーン奏者も一人入るようだが今回はKurodaさんのみ。
その彼の奥の方にはベースとバックコーラスのSolomon Dorsey。大柄なアフリカ系の人で、音はバッチリ出ていたけどふるまいは控えめだった。 彼のさらに右、ステージ右端のあたりにはちょっとだけスペースがあって謎だったけど、その理由は後ほど判明する。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 1. It's All Over (Your Body) 新作に収録される可能性が高い曲で、スタジオ録音のものはまだ出回ってないが、ライブパフォーマンスの動画は公開されていた。そんなわけでライブ動画で見ていたものを改めて生でみるというイレギュラーな、でもすでにおなじみの感覚に再会するという不思議なオープニングとなった。 トランペットのフレーズがどこかD'AngeloのPlaya Playaを髣髴とさせる曲だ。
4. Save Your Love For Me 前の曲が終わると拍手が鳴りやまぬ中、シームレスで始まったのがドラムスとホゼのヴォーカルによる擬似DJプレイのようなセッション。ホゼは一定のリズムで腕を動かしているがその向きや位置を変えるのに合わせて2,3曲のフレーズを歌い分け、そのタイミングでドラム・パターンも変化。このやりとりが実にスリリングだ。
やがてそのいくつか聞かれた曲の中から始まったのがSave Your Love For Me。
長めのトランペットのソロが終わった直後に、Feel Like Making Loveのフレーズも歌込みで挟まれるなど、遊び心あふれるパフォーマンス。が、この一連のお茶目な戯れが次の曲へのウォーミングアップのような役割を果たしていたことに後から気がついた。
5. Park Bench People (+ Blackmagic remix) 前の曲が終わると、ホゼの紹介を受けてテイラーがステージに再登場。Freestyle Fellowshipの曲で〜というMCによりこれからPark Bench Peopleをやるということは分かった。ベースが同曲のフレーズをループさせるのに合わせてテイラーがヒューマン・ビート・ボックスでビートを紡ぎだしてスタート。(この間は当然ながらドラマーは手を止めている)
6. Bird Of Space 7. Do You Feel テイラーが退場した後は、新作から2曲がお披露目された。 故Marvin GayeにささげるというMCに導かれて始まったBird Of Spaceというやや内省的なスロウと、“Do you feel what I feel?”というフレーズが印象的だったDo You Feelというラブソング。 特に前者は今回唯一ミュートでの演奏となったトランペットのソロが沁みた。
-------------------------------------------------- アンコールは、やはりというべきか、今回の来日に合わせるようにiTunes、それもJapan限定で15日付けで発売されたばかりのPromise In LoveのTaylor McFerrin Remixのライブでのパフォーマンスだった。曲の前のMCでもDJ Mitsu The Beatsの名前とTaylorの名前が触れられていた。さすがに日本でこれをやらないわけにはいかないだろう。この曲自体は日本での定番となっているのかもしれないが、このリミックスをライブで再現するのを聴くことが出来るのは今回ぐらいかもしれない。