Soul Camp 2017 初日(2) Roy Ayers

2017.10.16 Monday | by garahebi

そういえば今年新木場で観たMary J. BligeMy Lifeの前にサンプリング元のEverybody Loves The Sunshineを2分近くバンドに演奏させてたなぁ、とか2年前のSoul Campで観たLord FinesseはかつてSoul Planでゲストに招いてヴィブラフォン演奏してもらってたよなあ、とかいろいろと思い出しつつ、初めて生で体感する演奏への期待はひたすら高まっていた。

そう、Soul Camp初日の3組目のライブアクトはRoy Ayersだった。

この人の場合はもうサンプリングやカバーで誰もが知っている曲だらけなので、今年の「いかにもヒップホップフェス」といった濃いラインナップにひょっこりと入っていても全く違和感がない。
かなり御高齢なのもあり、歩くのもどっこらせといった感じのスピードなのだけど、いざマレット・シンセサイザーを前にして、いざと構えたその瞬間から、年齢を忘れさせるほどキレのある、それでいて実に流麗な演奏を聞かせる。心地よすぎる!
もちろんあの独特のヘタウマ味わいあるしゃがれた歌声も聞かせてくれた。

その歌声はMahogany Vibeで聞けたそのまんまだったのだけど、その盤での2曲のリメイク(SearchingEverybody Loves The Sunshine)で共演したErykah Baduとの共演はこのステージでもこの後のステージでも結局は無かった。

ちなみに約1時間の持ち時間の間、Roy師がスツールなどに腰かける瞬間は無かった。というよりもそんな休むためのものは初めから用意されていなかった。
歩く姿は完全におじいちゃんなのだけど、その足腰や強さはこれまでのキャリアで培われたものだろうか、終始手すりにもたれて見ていた僕からしたら本当に驚異的。

驚きといえば、一曲目のSearching序盤のトラブル(ケーブルの接触不良?)で数分間、よりによって主役のロイさんの演奏が無音になるという事態に陥ったのには戸惑った。ただ、やりなおしが出来ないほど終了時間のスケジュールがカチッと決まっていたのか、そのトラブル対処中にもバンドが演奏を続けて成立させていたのが印象に残った。これはもちろんそれだけのことが出来る力量があるからなのだけど。特に鍵盤奏者のEverett Freeman氏のプレイはかなり洒落ていて心地よかった。時に主役の座を奪う勢いですらあった。
そのバンドの各メンバー、各曲でとるソロの時間がみんな若干長いかなという感はあったのだけど、その様子を孫の成長ぶりを楽しむようにじっと見つめているロイさんの姿を見せられたら何も言えなくなる。

その中で、ドラマーのChristopher De Carmineは途中で打ち込みクラシックスとでもいうべきAudio TwoTop Billin’と、Bell Biv DevoePoisonのドラムパターンを生ドラムで再現して客席を大いに沸かせていた。これを普段のRoy Ayersの単独公演でもやっているのかは定かではないけれど、こういった場に合わせたであろうミュージシャンのプレイは次のErykah Baduのステージでも見てとれたところだった。その辺は次のポストで改めて。

セットリストとしてはSearchingから始まり、Red Black and Green, Running Away, そしてEverybody Loves The Sunshineで終わり…と思いきや、最後に若干半端に時間が余ったのかもう一曲やっていた。ただそれがなんという曲かよく分からなかった(Summertime?違うかも)が、序盤でややボサノバっぽくロイさんが歌った後、彼だけがステージを去り、残った部分はバンドが演奏でつないで締めくくるという終わり方だった。

何にせよ次のErykah待ちの人も多かったであろう聴衆を大いに沸かせ続けたRoy Ayers氏とバンドメンバーのパフォーマンスは見ごたえがあった。

 

今後のSoul Camp、歌手はもちろんだけど、こういう大御所枠が毎回あってもいい気がする。

そんな気持ちにさせられるステージだった。


-personnel-
Roy Ayers (Mallet Synthesizer)
Everett Freeman (Keyboards)
Trevor Allen (Bass)
Christopher De Carmine (Drums)


Soul Camp 2017 初日(1) Showbiz & A.G. & Brand Nubian

2017.10.14 Saturday | by garahebi

昨年の日程、参加アーティストの縮小っぷりとそれでも解消できなかった客入りの悪さから今年は開催すら心配していたMTV presents Soul Campだったが、一昨年の初回と同じ二日間開催に戻り、開催場所も豊洲Pitに戻された。

やはりこちらの会場の方が少なくと屋内で開催されるライブは天候を心配することなく楽しめるし、何より段差があるのでスタンディングでも位置どりさえ失敗しなければ見やすい。来年もあるならできれば同じフォーマットでお願いします。

それにしても今年はBNJFも消えたし、ネスカフェの謎フェスも無かったし、グリーンルームもラインナップに魅力を感じられずにスルーした。去年またかよーとか言いながら何度も足を運んだ赤レンガ倉庫のあの会場にいい思い出皆無の一年となったなぁ…

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さて、2日開催のうちの初日のライブアクトはShowbiz & A.G.Brand NubianRoy AyersErykah Baduという組み合わせ。すみません、2日間ともLiveステージに閉じこもった結果として、DJステージは今年もスルーしました。

発表当初は序盤2組が渋すぎるかなと思ったけど、始まってみればわざわざ日の高いうちに集まるほどのファンばかりなのだから、満員になっていたわけではなかったけど非常に盛り上がった。そんなわけでその前半2組についての感想を。

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1. Showbiz & A.G.

Showbiz & A.G.の二人はほとんどMCに専念。DJはBoogie Brownという専任がいて、ShowbizはそのDJさんのソロタイムの途中で隣でドラムパッドを叩いて参加するぐらいだった。

ひさしぶりの会場ということもあり、実は序盤5分ほどを見逃したのでセットリストを完全に把握してはいない。記憶にある限りのない振り返りとなるのだけど、Catchin’ Wreckから間髪入れずにそのままStill Diggin’,に入り、Silence of the Lambs, Fat Pockets (Radio Remix), Party GrooveSoul Clap、そしてDJ PremierによるNext LevelLate Nite Mixで締める、というそこまで彼らを熱心に追いかけているわけではない僕でも楽しめる彼ら自身の代表的な曲満載のセットだったが、途中、一昨年のLord FinesseもやっていたBig Lへのトリビュートタイムもあった。Ebonics (たぶんRemix), Put It On、そしてD.I.T.C.Day Oneも交えるあたり、やはりD.I.T.C.のクルーとしての結束力というものを感じた。

ショーが終わり、ステージを去る間際にBoogie Brownがやはり故人であるターンテーブリストRoc Raidaにも敬意を表するように促して観客たちが共にX(X-EcutionersのXだろう)の文字を両手で作らせるようにしていたのも印象的。こういうファミリー感、結束感はヒップホップにおけるポジティブな要素の一つだ。


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2. Brand Nubian

続くBrand NubianGrand Pubaを除いたDJ AlamoLord Jamar、そしてSadat Xの三人というラインナップ。

ステージ開演30分以上前に、一度姿を現してサウンドチェックで1曲, Word Is Bondをまるごとやっているのを見られたのはフェスならではだろう。早くからステージ前に駆けつけていたファンにとってはこの上ないご褒美だった。その後一旦一同はステージから離れ、開演までしばし待った。

その待ち時間の間にも90年代のヒップホップクラシックが流れるのがこのフェスの嬉しいところだが、DJがプレイしているわけではなく、ただ音源が流れるだけなのでそこにはライブ感はない。特にあるタイミングではEPMDのCrossover→Kris KrossのJump→House Of PainのJump Around→RedmanのTime 4 Sum Aksion→OnyxのSlamという流れで、大昔の日本のソニー発のFat Jams Vol. 1をそのまま流しているだけではないかというところもあった。まあどれも定番曲なので嫌じゃないですが。

さて、改めて登場したBrand Nubian御一行。

リハーサルしていたWord Is Bondから始まって、こちらもやはりフェス向けというか1時間あるかないかの持ち時間にTo The Right, Brand Nubian, One For AllDon't Let It Go To Your Head, Punks Jump Up To Get Downといった代表曲を中心に詰め込んだ内容。終盤にLord JamarSadat Xがソロ作品から一曲ずつ、ワンコーラス分だけとはいえやってくれたのも嬉しかった。Lord JamarThe BeatlesをカバーしたNina SimoneHere Comes The Sun使いのThe Sunを披露。そして次のSadat Xの方はThe Lump Lump!フックでGroove TheoryTell MeAmel Larrieuxの歌い出し部分が繰り返される大ネタ丸出しで好きな曲なので、これをやってくれたのは本当に嬉しかった。

思いきり個人的な思い入れの話をすると、そのTell Meのシングルには6 Karat Hip Hop MixというBrand NubianのMC勢が参加したremixがあり、リリース当時からオリジナルよりもそちらを聞くことが多かった。そのバージョンではMary Jane GirlsAll Night LongではなくEddie Brickell & New BohemiansWhat I Amがループされていた。つまりゲストの代表曲に合わせてネタの差し替えが行われていたのだ。

ということを踏まえると、そんなSadat XThe Lump Lumpの直後がショー全体でのシメとなるSlow Downだったのは個人的には最高の流れだった。

余談だけど彼らはコール&レスポンスの一環として、ショーの途中で観客にFxck Donald Trump!と何度か言わせていたのが印象的だった。ほんっとにみんな嫌いなんだろうなぁ…


Soul Camp 2017 初日の感想一言メモ

2017.10.12 Thursday | by garahebi
Soul CampでのErykahのショーを観てからMobb DeepのShook Ones pt. IIのオケが頭で鳴り止まない。生まれ変わった...& Onで大観衆が揺れる光景。あれこそ非ラップ・アクトもちゃんとどこかヒップホップと繋がっているという、Soul Campらしさが最も分かりやすくrepresentされた瞬間の1つだったのでは。

Bilal @ Billboard Live Tokyo (2017/01/23、2nd)

2017.01.24 Tuesday | by garahebi

昔の作品の延長のようなものを出すだけになっている様なベテランを除けば、目の前のマイク一本で勝負する専業型の歌い手の中で、自由自在に声を操れるという点でLalah Hathawayに最も近い存在と言えるのはBilalだろう。何度も共演しているCommonRobert Glasperをはじめとして、やたらと他のアーティスト作品への客演数が多いのもうなずける。

Lalahとは性別はもちろんスタイルは異なる。声質に独特のクセがあるため、人により好みがはっきりと分かれるし、歌唱スタイルとしてもより高い音、特にファルセットを多用するところが大きな違いだ。

そのファルセットにしても、古くはマーヴィン・ゲイロナルド・アイズリー、最近だと(もうベテランの域に入りつつあるが)エリック・べネイマクスウェルのような、いわゆるソウルマナーにのっとった、性愛を表現するための繊細なものではなく、強靭なんて言葉が似合ってしまうのだ。力強い感情のほとばしりを表現するために太く発せられるのが異色で、技術的にも相当に難しいだろうから、あまりいないタイプであることは確かだろう。こんな歌い方をできる人を私は(不勉強もあり)他に知らないのだけど、果たしてライブではどうなのだろうか?作品を重ねるごとにジャンルという小さい枠がどうでもよくなる奔放さが増す一方の彼の今を生で体感したいと思い、自分としても驚くほど早い段階で予約した。また、Roy Ayersとのジョイント公演こそあったものの、Bilal名義での単独公演としては初の日本でのステージということもあり、発表直後から自分の中での期待は非常に高まっていた。

開演時間になると、まずはバンドのメンバーからステージに上がっていく。

ビラル登場後の立ち位置は向かって左から以下のような並びだった。

(表記はビルボード・ライブのサイトからの引用)

 

Randall Runyon (Gutiar)

Micah Robinson (BGV)

Joe Blaxx (Drums)

Bilal (Vocals)
Conley "Tone" Whitfield (Bass)
Devon Dixon Jr. (Keyboards)

 

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まずステージ上にBilalが上がる前にバンドだけで演奏を開始。

曲名は分からないのだけど、これがまー、リズムとしては軽やかなのにウワモノがおどろおどろしい。

頭に浮かんだのは「史上最も不穏な甲子園入場曲」。

言葉だけだとちょっと意味が分からないかもしれないが聞いた人にはちょっとは同意してもらえるだろう。

 

そしてバンドのメンバーの中で最後にステージに上がったのがサポーティング・ヴォーカリストのMicah(以下、マイカ)だ。

上にあるようにビルボードのサイトではバックグラウンド・ヴォーカリストという扱いだが、バックコーラスだけでなく、時にビラルのリードの部分までも補ったり、掛け合いの相手になったりと、バックと呼ぶにしては範囲の広い役割をこなしていたのでそう表現したくなった。まあラップ・ミュージックのライブでいうハイプマンの歌版といったところか。声色もそこそこビラル似で、多重録音のコーラスのところ等を再現するのにも適した人選だ。こういうのは他の歌い手もやればいいのにと思いがちだけど、そんな便利な人材はなかなか見つからないというのが現実だろう。ビラルも観客である我々も実に幸運と言える。

 

さて、そのマイカがまず1st verseを独唱するところからStar Nowが始まった。

するとようやくビラルが登場し、コーラス部分から一緒に歌い始める。

 

ややレトロな雰囲気を醸し出す小ぶりのアフロの髪、黒のロンTにスキニーなパンツ、そしてそこにやたらとごついブーツを合わせているので体の細さが余計に目立つ。やや猫背っぽい感じで体が細いのもあって遠目からだとおじいちゃんというか仙人というような印象。歌仙人のじっちゃん。

まあホントにイメージ通りのビラルといった見た目。歌声も基本的には音源のイメージそのままで、まずはひと安心。

(この手の不安を開演前に感じるようになってしまったのは、昨年のソウルキャンプで別人のようなダミ声だったネリーのせいだろう)

 

イントロからそれと分かるAdrian Youngeによる独特のサウンドを、バンドがかなり忠実に再現していたのがまず嬉しかった。また、この曲に限らず、ムーグの音がアクセントとして終演まで何度も聞けたのだが、これがかなり良い味付けになっていた。

あくまでつかみという扱いなのか、Star Nowやや短めで終わり、続けてベースラインとオルガンが印象的なSirens IIへなだれ込む。A. YoungeのライブではLoren Odenが見事に自分のものにして歌っていたが、やはりオリジナル版のビラルの声で生で聞けたというのは感慨深い。唯一、イントロの例のギターの音でのタメがスキップされたのは残念だったけど、始まってしまえばさほどの和感はなかった

続くRobots(序盤だったかThe Flowも入っていたような気がする)を挟んで特徴的なドラムマシンの音のイントロからPleasure Toy。この曲が終わるとようやくこのステージで最初のMCタイムが始まった。

 

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お客さんを指定しては「靴を見せて」と言っては褒める、という流れが始まった。

おそらくこれはどの国でのライブでも定番なのだろう。2、3人のお客さん相手にそのやりとりを繰り返し、最後に「俺さ、靴が好きでね、かなり入れ込んでるんだわ、今日の俺のもすごくない?」といった語りから始まったのは、靴の話題をきっかけに女の子に迫る詞の、Westside Girl。なるほど、そう来たか。

この曲自体もともと好きだったのでうれしかったのだけど、途中からYarbrough & PeoplesDon't Stop The Musicのカバーに突入したのには意表を突かれた。それもMayer Hawthorneのライブみたいにサンプリング感覚でちょろっとフレーズを挟んでみましたというのではなく、まっすぐ全力の熱唱。一瞬頭の中が真っ白になった。

 

どうしたビラル!よくわからんがそれすごく面白いぞ!

 

特にI-iiiiiii just wanna love you, all night longのところの歌い上げっぷりは、この回のステージの間で一、二を争うほどの熱量。

それもファルセットでの熱唱。まさにこういう風に歌うのが聞きたかった!と興奮した。

おなじみのサビも含めてまっすぐにカバーしただけなんだけど、彼が歌うと何か魔法がかかるように感じられた。

 

そして、ここでもう時系列順に書くスタイルを無視して書いてしまうけど、この日ビラルが披露したカバーはこれだけ。

期待しがちなPrinceBeautiful Onesや、ひょっとしたらとかすかに思いを馳せていたRadioheadHigh & Dryもなし。

 

それでもこの選曲に妙に納得できてしまったのは、これまで何度も共演してきたCommonAll Night Longのフックでこの曲をErykah Baduに歌わせていたから。

そう考えるとなんだかとても渋い選曲のものを聞けた気がしてこないだろうか。

そうでもない?

 

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と、意外なタイミングでの熱唱が聞けた後、やはり印象的な808の音でのイントロから始まったのがHollywood

お蔵入りしたセカンドアルバムからの曲をいまだにライブで歌っているということは、当時のレコード会社の判断は間違ってるとでも言いたいのかなー。単に楽曲としての思い入れもあるのだろうけど。

 

そして次のFor Youこの日の個人的なハイライトとなった。

元からfunkyなのにタメを作りまくったアレンジで超funkyに!(あえてバカっぽい表現で)

ステージを照らすライトが赤一色になり、全体的に演奏の音もデカくなった。

特にドラムもベースも低いところが強調されていて、音源よりもへヴィなアレンジだった。

重さを感じるのは歌に関しても同様で、タメを聞かせまくるドラマーの演奏に合わせるかのように、コーラス部分での(この曲でさらにビラルに寄せるような声色にした)マイカによる"for you, I"の合いの手フレーズも、タメにタメた上で歌われるもんだから抜群に気持ちよかった。もともと好きな曲だったけど楽曲に備わる要素をファンキネス方向に全パラメータを振り直したかのようなこのアレンジにより「大好き」にランクアップ。不思議と普通のアレンジである元の音源も気持ち良さが増して聞こえるようになった。

 

さらにファーストアルバム1st Born Secondからの曲が続き、軽いイメージのあったSometimesもファンク色が強いアレンジ。で、こちらも演奏もヴォーカルも熱かった。

 

そしてまたまた1stからReminisceだ。

これまたベースを強調させたアレンジでほんとに耳心地がよかった。

 

と、振り返ってみるとここはデビューアルバムから3曲固め打ちだったわけで、もうこの時点で僕らのような、Bilalのデビュー当時に騒いでいた世代には十分な計らいだった。

実は別の場所でのライブでは本編終了後にアンコールでSoul Sistaまでやっていたようなんだけど、この時点で書いてしまうと今回はなかった。

でも今こうして振り返ると中身も時間も十分なほどやってくれてるんですよねー。

そう考えるとあの終わり方で良かったのかな。と、ではそこまでまた順に追っていきましょう。

 

中速でのドラムソロから入った後、高速化してから始まったのがAirtight’s RevengeからのLevels

最近ではRobert Glasperによるカバーもあった曲だが、ここでは中盤から演奏も歌唱も激しいジャムセッション的な展開となった。そしてそのジャムの時間が長く、この場面ではさすがに観客席もやや置いてけぼりをくってる感じにはなっていた。

こういったところも彼らしいところであり、実はちょっと予想はしていた。

…まあ実際に始まってその場にいると、リアクションに困ると言えば困るんだけど。

 

そんな混沌ファンク・タイムが過ぎた後、一息ついてからのWho Are Youへ。一転してかなりカッチリとした言葉の紡ぎ方で実に正統派な歌い方を披露するBilal。こんな風に硬軟どちらにでも対応できるあたりが彼の需要の高さの理由だよなー。

途中でレゲエに転調して、さらにキーボードのDevonが歌うなどここではちょいちょい遊び心を見せていた。

 

またもA. Youngeサウンドが場を支配するSattelitesを経てBack To Loveへ。

ここではメロウな演奏をバックにマイカとのツインリード風な掛け合いを見せて実に楽しげ。

この曲では結構自由度が高い時間が設けてあり、途中でまず、キーボードのソロ。

続けて、どう見てもビルボードよりラウドパークの会場が似合いそうなルックスのギタリスト、Randall Runyonによる実に見た目通りというかまっとうなギターソロが入ったのだけど、これがまあ上手かった。白いギターがよく似合っている。

この二人のソロの間、ビラルは両手を掲げてなにやら気を送っているのかおまじないをかけているのか、ふしぎなおどりを披露。

この曲以外でも歌っている時に右手を広げて高く上げていたけどこの人の手はデカい。そのどこかシャーマン的なルックスとも相まって、彼のかけるおまじないなら、よく利きそうだ。

 

いつの間にかだったので、はっきりとしたタイミングが思い出せないけれど、遅くともこのギターソロが終わる頃には、残りのメンバーによる伴奏が思い切りジャズのモードに切り替わっていた。

そして始まったのがマイカによるスキャットのパフォーマンス。

もともとビラルをちょっとだけ低くした声の持ち主だったが、ここでは高音からさらに上げていった。

よくスキャットでは管楽器をイメージしたような声色のものを耳にすることが多いが、彼は明らかにエレキギターの音色を模したような声色にしていたのがユニークだった。これは誰にでもできる芸当ではないだろう。

このマイカのスキャットは、伴奏としてバックでリズムを刻み続けているギタリストのカッティングにうまくタイミングが重なると、どちらの音がギターなのか惑わされそうになるほどだった。

しばらくすると、ビラルもこれまでの歌唱とは打って変わった低い声で加わり、二人によるスキャット合戦が始まった。

こういった場面もライブならではのだ

数分これが続いたかなー。演奏も含めてこの数分間はジャズ・コンサートの空気となっていた。

この辺はバンドのメンバー全員のスキルの高さを示すのに十分な時間だった。

ここはおそらくバンドメンバー目線でのハイライトだっただろう。

 

正直なところここまででかなりお腹いっぱいの濃厚な内容だったのだけど、やはりあの曲を聴かなくては帰れない。

 

そう、All Matterだ。

 

ゲスト参加したRobert Glasper Trio/ExperimentDouble Bookedに初収録後に、自身のAirtight’s Revengeにも別アレンジで再収録しているのだから、この曲はきっと彼の中でも自信作なのだろうし、ファンにとってもビラルの代表曲を1曲挙げろと言われたら今は間違いなくこの曲になるだろう。

 

曲前のMCではオーディエンスに謝辞を述べた後、この日がキーボードのDevonが誕生日であることを告げた。

「みんなでハッピーバースデーと言ってあげて」と促すビラルに応えて場内から一斉にハッピーバースデーの声が上がった。

いい光景だ。

そのあと「日本語ではハッピーバースデーはどう言うの?」と一番近くのお客さんに尋ねたところ、そのお客さん、かなりはしょって「おめでとう」とだけ教える。…ざ、雑だな!

そのままDevonにオメデトーと言ってあげるビラルと我々。

なお、ビラルはそこまでたくさんは日本語は知らない様で、来てくれてありがとうと言おうかなというところで「コンニチワは違うの?」とまた別のお客さんに尋ねていた。これからたくさん日本に来て憶えていってください…

と、このやりとりの間も演奏をキープし続けていたバンドだったが、このそろそろ終わりますよ的な空気のMCが一区切りしたところからも、長めにイントロを演奏していた。(そしてこの様子からも今回はアンコールなさそうだなと感じ始めた)

 

こうしてたっぷりと焦らした上で始まったAll Matterだったが、序盤はさすがに切り替えがしきれなかったのか例の"You ain't even gotta tryyyyyyyyyyyyyy"のファルセットのところは控えめな声量だった。が、それ以降の同箇所から次第に調子が戻ってきたようで、終盤には強烈な声量で歌いきってみせた。

 

これはすごい。

 

これだけ瞬間的な出力量が求められ、コントロールも難しいであろう曲を、2度目のステージの最終盤であんな声量で歌いきるとは。やはりそこらの歌い手とは格が違うなと改めて思い知らされた瞬間だった。

曲の終盤では、リミックス的にバンドがややテンポを軽めに変化させたアレンジ(Double Booked版に近かったかも)を加えるなどしてから曲が終わった。退場し始める全メンバーには心の底から全力で拍手をすることが出来た。

言及が少なくなってしまったが、バンドの演奏もBilalの歌声同様に隙がなく、かつ柔軟であった。

ギタリストだけでなくドラマーもキーボーディストも素晴らしかった。

 

ショーの時間は1時間40分を超えていた。

時間だけではなく、中身も濃い、お腹いっぱいのステージだった。

バンドメンバーが全員去った後もアンコールを求める拍手がしばらくは続いていたが、じきに場内の照明は点灯され、終演を告げるおなじみのアナウンスが流れ始めた。

 

もしここからSoul Sista(後から知ったが床に張ってあったセットリストの紙にはアンコール用として記載があったらしい)とかFast Laneとかやられても本編とノリが違いすぎたからこの終わり方で良かったと思う。

終わってみればではあるのだけれど、そういう結論になる。

これが10年ぐらい前であればこういう感じ方にはならなかっただろう。

デビュー当時によく聞いていたこれらの曲も、キャリアを重ねてジャンルを問わずに招く側の期待に応えられる高い対応力の歌い手であることが認知された後となっては、あまりにもガチガチの形式というか当時の空気を吸い込んだフォーミュラ(Dreだけに?)に固められたものに聞こえてしまうのだ。懐メロ感が高い曲と言ってもいい。

おそらくアンコールで披露されてもどこか企画ものっぽく聞こえてしまったかもしれない。

同じデビュー作からのものでも、今回披露されたあの3曲は、今の彼がやっても不思議ではない楽曲であり、選曲に説得力があったということになる。

 

そういった意味でも、All Matterでの締めは「2017年に見るBilalのショー」としては納得が出来るものとなっていた。

 

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…いや、もしアンコールでそこら辺の曲もやってくれたら、それはそれで喜んだだろうけどね?

ひょっとしたら今の彼ならではのアレンジも聞けたかもしれない。

ただ正直なところ、圧巻のパフォーマンスと言う他ないAll Matterが終わった時点で、自分の中でスイッチがオフになってたんですよ。振り返ってみると、ちょうどいいところで終わってくれたと思っています。

 

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*その後Sa-Raがまっとうな形でプロモ盤に収録したのだが、どういうわけかreduxとしてアレンジされてからThe Hollywood Recordingsに収録された。

 

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<SETLIST>

Star Now
Sirens II
Robots
Pleasure Toy
West Side Girl/
Don't Stop The Music (Yarbrough & Peoples cover)
Hollywood
For You
Sometimes

Reminisce
Who Are You
Sattelites

Back To Love
All Matter


Loren Oden、2017年に待望のsolo album発売!

2016.12.22 Thursday | by garahebi

Adrian Youngeの諸作品で常に熱い歌唱を聞かせてくれてきた一方で、そのAdrian Younge率いるVenice Dawnの一員としての来日公演(@Cotton Club)では、Bilalの歌唱で知られるSiren IIやオリジナルが女性ヴォーカルだったIt's Meまで歌いこなすなど、表現の幅の広さも持ち合わせることを示したLoren Odenの、ソロ名義でのアルバムが2017年中にリリースされることになった。


このことを伝えたのが他ならぬAdrian YoungeのInstagramなのだから確度は最も高いだろう。

タイトルに例によって"Adrian Younge presents"が入るのかは今のところ不明。

 

自分もBlack DynamiteShot Me In The HeartSomething About AprilでのSittin' By The Radioを音源だけでなくライブでも体感して、すっかり彼のファンになってしまったクチ(翌々日の回を帰り際に予約して計2回観たほどだ)なので、やたらと訃報が続く2016年の音楽関連ニュースの中でのこの知らせはひときわ嬉しいものとなった。

来年の歌ものアルバム大本命として期待している。

 

それにしても来年アルバム5枚出すと宣言してしまうAdrianもすごい…

 

 

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Shot Me in the Heart

 

 

Sittin' By The Radio


今年度観たライブのリスト

2016.11.10 Thursday | by garahebi

実は他にもいろいろと観たんですが、とりあえずメジャーどころだけに絞りました。

年間アルバム○選、もそうですが12月の分は忙しくて年内に振り返れたもんじゃない、と翌年度としています。

この中で複数回見たのはインストアライブとブルーノートでのKandace、やはりインストアとサマーソニックでのBADBADNOTGOODThe Hot SardinesはBlue Note Jazz FestivalとBlue Note Tokyo単独。Vintage Troubleは単独公演を2回。同じくAdrian YoungeというかVenice Dawnも2公演。

Tuxedoでの公演と合わせてMayer Hawthorneは3回も観た。

そして最多はbirdでこちらはなんと4回。去年まで1度も行かなかった反動、にしても多すぎるかな。

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2015、12月

Halestorm (@Shubuya Duo Exchange)

CHIC (@Zepp DiverCity Tokyo)

Bobby Caldwell (@Billboard Live Tokyo、以下BLT。)

 

2016、1月

Tuxedo (@Ebisu Liquid Room)

Nao Yoshioka (インストアイベント @ Tower Records新宿)

Chris Dave & The Drumheadz (@BLT)

 

2月

bird (@BLT)

Jose James (@BLT)

 

3月

Ibeyi (@BLT)

Adrian Younge feat. Venice Dawn (@Cotton Club Tokyo, 19&21)

D'Angelo (@Pacifico Yokohama)

 

4月

bird (@晴れたら空に豆まいて)

Vintage Trouble (@Tokyo Ex Theater Roppongi & Yokohama Bay Hall)

この2回はオープニングアクトでウルフルズGLIM SPANKYを見ることが出来たというという今思えば非常に贅沢なものでした…

 

5月

KING (@BLT)

クレイジーケンバンド (@Green Room Festival 2016)

bird (@Green Room Festival 2016)

Hiatus Kaiyote (@Green Room Festival 2016)

Chaka Khan (@Green Room Festival 2016)

 

6月

UA(@Yokohama Bay Hall)

BJ The Chicago Kid (@BLT)

Nik West feat. John Blackwell (@Blue Note Tokyo、以下BNT)

 

7月

All-4-One (@Cotton Club Tokyo)

Kandace Springs (インストアイベント @蔦谷書店)

Moonchild (@Cotton Club Tokyo)

Talib Kweli (@BNT)

 

8月

Mayer Hawthorne (@BLT & Summer Sonic 2016)

Maxwell (@Shinkiba Studio Coast)

BADBADNOTGOOD (@Summer Sonic 2016)

The Jacksons (@Summer Sonic 2016)

KING (@Summer Sonic 2016)

SWV (@Summer Sonic 2016 & BLT)

Larry Graham & Graham Central Station (@Summer Sonic 2016)

 

9月

Tokyo Discotheque Orchestra feat. bird (@Art Aquarium Tokyo)

Kandace Springs with Jesse harris (@BNT)

GoGo Penguin (@Blue Note Jazz Festival 2016)

Marcus Miller (@Blue Note Jazz Festival 2016)

MISIA & Takuya Kuroda (@Blue Note Jazz Festival 2016)

George Benson (@Blue Note Jazz Festival 2016)

Andra Day (@Blue Note Jazz Festival 2016 & BNT)

Earth, Wind & Fire (@Blue Note Jazz Festival 2016)

Jungle Brothers (@Soul Camp 2016)

Ali Shaheed Muhammad (@Soul Camp 2016)

Nelly (@Soul Camp 2016)

Pete Rock (@Soul Camp 2016)

Jill Scott (@Soul Camp 2016 & Zepp DiverCity Tokyo)

DJ Premier (@Soul Camp 2016)

Macklemore & Ryan Lewis (@Soul Camp 2016)

Anderson .Paak (@Ebisu Liquid Room)

The Hot Sardines (@Blue Note Jazz Festival 2016 & BNT)

 

10月

Melody Gardot & Pierre Aderne
featuring Mitchel Long, Philippe Baden Powell and Dadi
(@BLT)

Crystal Kay (@One Live)

TLC (@One Live)

Ms. Lauryn Hill (@One Live)

 

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残りの年内鑑賞予定は以下。

 

11月

Blood Orange (@Ebisu Garden Hall)

Con Brio (@Shibuya Duo Exchange)

 

12月

Lalah Hathaway (@BNT)

Alabama Shakes (@新木場Studio Coast)


今年行った音楽フェスティバルについて、チケットの種別や印象等の覚書

2016.11.04 Friday | by garahebi

音楽フェスといえばロックフェス!…とも限らないよということで、今年行ったフェスの開催時期やチケットの種別や代金、それに簡単な印象などを来年の自分用にということで、書き留めておくことにしました。

ま、僕もそうですが、ロック・ファンと胸張って言えるほどは普段はロック聞かないけど、各種フェスに自分の好きなアーティストが出ていたので気になっている、という人もいると思うので、そんな人たちの次回以降の検討材料にでもなればいいかなとは思っています。

 

※各フェスの名前のところはクリックするとラインナップが確認できるリンクになっています。

 

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5/21+22、Greenroom Festival '16

会場:横浜赤レンガ倉庫広場(神奈川県)

 

・1日券 ¥9,800

・2日券 ¥17,000

 

メモ:

今年初めて行きました。

基本的には優遇された種類のチケットはなく、全部スタンディングという潔さ。

そんなわけで券種で迷うとしたら日付ごとのメンツの割り当てのみでしょう。

サーフカルチャーとは縁がない自分でも楽しめたのでそこら辺の心配はなし。

ラインナップ的にも変なミーハーさは薄く、普段から音楽を聴く習慣のある人が好きそうなメンツという印象で好感。

会場の赤レンガ倉庫の広場は芝が敷いてあるところがあるのでスペースがあれば座れますし、倉庫内のGalleryと称した室内会場は早めにいけば座席がありました。

 

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8/20+21、Summer Sonic Tokyo 2016

会場:幕張メッセ周辺(千葉県)

 

・1日券 ¥16,500
・プラチナチケット
1日券+プラチナ特典 ¥30,000
・2日券 ¥30,500

 

メモ:

今年も行きました。といっても3年目かな。

チケットで迷うとしたら、ずばりメンツと予算次第でしょう。

プラチナはパッと見は高いけど暑さを凌げたりシャトル使いやすかったりとそれだけの価値はありそう。

僕にとっては今のところは夢ですが…

「日本の○大ロックフェス」とかで括られてますが、実はポップミュージックもアイドルもJ-PopもEDMもファンクもR&Bも、と選択肢が非常に多く、かつ東京近辺からのアクセスもそこまで厳しくないという意味では実は間口が広い「総合音楽フェス」。

 

特にソウル/R&B好きにとっても近年のBillboard Live枠…に限らず興味を引くようなアーティストが結構出演するので、少なくともラインナップはチェックしておくべきだと思います。東京の方しかわかりませんけど、実はビルボード枠のアーティストのステージ割り当てはビーチやガーデンになりがちで、野外か〜と思われる方も多いと思いますが、あの枠以外だと、ちゃんと空調の利いた屋内のステージで今年はKINGThe JacksonsMayer Hawthorneが登場したので、そこまで心配しなくてもいいんじゃないかと思っています。去年だとD'Angeloね。

ま、野外は野外で明るいうちから外でお酒飲みながら盛り上がるもよし。

夕方以降は星空やそよ風の気持ち良さが格別です。

 

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9/17、Blue Note Jazz Festival 2016

会場:横浜赤レンガ倉庫広場(神奈川県)

 

・S指定席(※特典有) ¥26,000 /【当日券】¥27,000
・A指定席 ¥19,000 /【当日券】¥20,000
・スタンディング ¥10,800 /【当日券】¥11,800

 

メモ:

初めてだったのとベテラン組への興味がかなり薄かったので、とりあえずで安いスタンディングを買いました。

進行のスタイルとしては会場全体が鉄柵により3分割され、端っこにステージがそれぞれ設けられており、交互にアーティストがショーを行う。

Sは高いだけあってベテラン用のステージは座席付きで近距離から、若手用ステージは立ちっぱなしにはなるがスタンディング同様の距離で観られるエリアに移動が出来る。

スタンディングは若手中心に観られるステージが一番近いが、大物、ベテラン中心のステージからは最も遠いところで釘付けになる。

実際のところ、ベテラン組のステージは遠すぎて実物は豆サイズでした。モニターで見るのがメインになる。

今回はメンツ的に若手組だけに興味があったからまだマシ良かったですが、どちらも近くで見たいならケチらずS指定席、ということが学習できてよかったです。

なお、A指定席というのはどちらからも遠い配置で、どちらにも移動が出来ないらしい。…え、それってゴミじゃん。

配置や設定が変わらないなら来年以降も実質Sかスタンディングの2択でしょう。

 

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9/18、Soul Camp 2016

会場:横浜赤レンガ倉庫広場(神奈川県)

 

・一般チケット ¥14,000
・VIP一般チケット ¥28,000

 

メモ:

ぶっちゃけるとVIP買わなきゃという理由が見えなかったです。

トイレもそんなに激混みということもなかったし。あ、女性の方は分からないですが。

VIP席の割り当てがそもそも少ないので、一般の立ち見の人とVIPの人とでステージからの距離の差は3mもなかった。

なお、全体的に売れなかったようで、後から当日券を発売することが発表された。

一般が15000でVIPが30000えん…

2日間だった昨年のものに比べて1日に縮小。当然出演アーティストも半分以下。

ステージ等の施設もほとんど前日のBNJFから流用…とどこか力の入れ方が緩くなったような印象は受けました。

メンツも後の方になってのJill Scottのアナウンスに驚かされるまでは第一弾からどこかズレた顔ぶれで、心さほど踊らず。

そのせいか休日なのに客入りがやや悪かったのが気になっています。

これ次あるのかな…やることに意義があるとはいえ興行ですからね。

 

 

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10/29、One Live

会場:横浜赤レンガ倉庫広場(神奈川県)

 

・座席指定 ¥12,000
・立ち見エリア ¥9,800円

 

メモ:

新登場のフェス。が、あの客入りの悪さ、メンツの組み合わせの意味不明さ、座席の配置に対する配慮の薄さ、係員のもやしっ子選抜具合、と来年以降も続く気配がものすごく薄い。そういえばアーティストグッズの物販もなかったな。

結局開演までにチケットとコーヒーとキットカットをばら撒いたところまでが彼らのサービスの限界だったという印象。

大手なのにネスレさん大丈夫?と心配になった。

なお、出演アーティストにはまったく非はないので、本当にお疲れさまでしたと言う他なし。

もしも来年以降も続けるつもりなら、最低でも先述の問題点を全部改善しないと日本屈指のショボい音楽フェスとして有名になりそう。

 

チケットに関しては、終わったから言えるけど座席指定の一択だった。

立ち見エリアには、見る気がゼロだったKの出演時間中に見に行ってみた。

距離的にはBlue Note Jazz Festivalほどではないが、やはりステージから遠い位置で座席指定チケット用エリアとは柵で区切られており、実物の目視はやや辛い。しかもモニターが左右に一つずつしかなく、それもなぜか縦長。

 

意味が分からない。

 

確かに一人ずつのクローズアップにはいいのだけど、それ以外の使い道が分からない。

TLCの時もおそらく映像が流れていたはずなのだけど、ほんの一部しか映っておらず、何が映っている映像が流れているのかすらわからないありさまだったw 

 

 

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…と、なんとサマーソニックを除いて全部会場は横浜赤レンガ倉庫広場でした。

最寄りのどの駅からも20分以内で到着するアクセスの良さを考えると定番になるんでしょうか。

近くに停泊する豪華客船や、帰りに見る夜景とかショー以外のお楽しみもあって好きなので、個人的には定番化は歓迎です。


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